忘却の空


悲鳴の空色燻る街の煙 昇る命悲しみさえ枯れて死んでいく
なんのための銃声なのか 今夜僕の胸を打ち抜く

さらば故郷よ 帰れない夏の日よ
夢であるならば覚めてくれ今すぐに

砕けた煉瓦に横たわる小さな命 安らかに母親が子守唄歌う
嘆き叫び夜は更けていく 愛しき人よ幸せになれ

さらば白い手よ その淡い唇よ
全て受け入れる勇気などありはしない

忘却に散り 手紙が届き 止むことのない雨が降る

さらば故郷よ 帰れない夏の日よ
夢であるならば覚めてくれ今すぐに
さらば故郷よ さらば夏の日よ

さらば



<戻る>